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槍先
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やりさき
ふりがな文庫
“
槍先
(
やりさき
)” の例文
とおどろいたせつなに、
小文治
(
こぶんじ
)
の馬も
屏風
(
びょうぶ
)
だおれにぶったおれた。
朱柄
(
あかえ
)
の
槍先
(
やりさき
)
をつかんでいた呂宋兵衛も、それにつれてからだを
浮
(
う
)
かした。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかる処へ、
奥方連
(
おくがたづれ
)
のお乗込みは、これは学問修業より、
槍先
(
やりさき
)
の功名、と
称
(
とな
)
えて
可
(
よ
)
い、とこう云うてな。
錦染滝白糸:――其一幕――
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
直刀
(
ちよくたう
)
が二
本
(
ほん
)
交叉
(
かうさ
)
してある。
鐵環
(
てつくわん
)
。
轡
(
くつわ
)
。
槍先
(
やりさき
)
。
祝部
(
いはひべ
)
、
土器等
(
どきとう
)
が、
其所此所
(
そここゝ
)
に
置
(
お
)
かれてある。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
葉子はいらいらしながらもそれを顔には見せないで今度は愛子のほうに
槍先
(
やりさき
)
を向けた。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
ひそかに近侍の者にためいきを
洩
(
も
)
らしたと云うから、
槍先
(
やりさき
)
の功名のみならず、智謀胆略の尋常でないことが、此の時すでに一閑斎の眼にとまって警戒されるようになったのであろう。
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
▼ もっと見る
槍先
(
やりさき
)
の
功名
(
こうみやう
)
に
依
(
よつ
)
て
長年
(
ながねん
)
大禄
(
たいろく
)
を
頂戴
(
ちやうだい
)
して
居
(
を
)
つたが、
是
(
これ
)
から
追々
(
おひ/\
)
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
が
開
(
ひら
)
けて
来
(
く
)
るに
従
(
したが
)
つて
時勢
(
じせい
)
も
段々
(
だん/\
)
変化
(
へんくわ
)
して
参
(
まゐ
)
るから、
何
(
なに
)
か
身
(
み
)
に一
能
(
のう
)
を
具
(
そな
)
へたいと考へて、
予
(
よ
)
は
人知
(
ひとし
)
れず
医学
(
いがく
)
を研究したよ。
華族のお医者
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
伊那丸の身は、その
槍先
(
やりさき
)
に
田楽刺
(
でんがくざ
)
しと思われたが、さッとかわしたせつな、槍は伊那丸の胸をかすって流るること四、五尺。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いけねえ! と思ったので呂宋兵衛、いきなり
障子
(
しょうじ
)
を
開
(
あ
)
けるやいな、バラッと飛びだすと、待ちかまえていた
長身
(
ながみ
)
の
槍先
(
やりさき
)
が
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
槍
漢検準1級
部首:⽊
14画
先
常用漢字
小1
部首:⼉
6画
“槍先”で始まる語句
槍先功名