トップ
>
構
>
か
ふりがな文庫
“
構
(
か
)” の例文
そんでなあ、支那料理でも
構
(
か
)
めへんけど、今日はあたし、椅子やったら工合悪いよってに、日本座敷にしてほしい云うてんわ。
細雪:01 上巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
頸首
(
ゑりくび
)
脊筋
(
せすぢ
)
の
冷
(
ひや
)
りと
為
(
す
)
るは、
後
(
うしろ
)
に
構
(
か
)
まへてござる
奴
(
やつ
)
。
天窓
(
あたま
)
から
悚然
(
ぞつ
)
とするのは、
惟
(
おも
)
ふに
親方
(
おやかた
)
が
御出張
(
ごしゆつちやう
)
かな。いや
早
(
は
)
や、
其
(
それ
)
と
知
(
し
)
りつゝ、さつ/\と
持
(
も
)
つて
行
(
ゆ
)
かれる。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「悦ちゃん、そないに興奮したら
却
(
かえ
)
って寝られへんねんで。無理に寝よう寝よう思わんと、寝られなんだら寝られんでも
構
(
か
)
めへん、思うて御覧」
細雪:01 上巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
夫も血の気エ
失
(
う
)
せた
頬
(
ほ
)
べたに冷やかなほほ笑み浮べてるだけで、「
構
(
か
)
めへん、構めへん、放っといたらええ」
卍
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
わたしでしたらどんなこといわれようとちょっとも
構
(
か
)
めしませんけど、あんたこそお嫁入り前の身イで、そんな悪辣な人たちの
罠
(
わな
)
にかからんように気イ附けなさいや
卍
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
▼ もっと見る
「僕、儲かることやったら何でもやったろうと思うてまんねん。おやま屋の親仁でも
構
(
か
)
めしめへん」
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
いえ、話なんかせえでも
構
(
か
)
めしません、黙って光子さんの顔さい見てられたら、——自分がその人のそばにいるいうことだけで、限りない幸福が胸一杯になるのんです。
卍
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
「あたしこれからお春どんと一緒に行って見るわ、あたしやったら
構
(
か
)
めへんやろさかいに」
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
「うち、本家がどない云おうと
構
(
か
)
めへんけど、玉置先生が止めにしやはることになってん」
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
「もっとどうにかした相手やったら、先に結婚してくれたかてちょっとも
構
(
か
)
めへんけど」
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
今も云うように、この際兎も角も附いて行ったげて、半年でも一年でも一緒に暮らして、
真面目
(
まじめ
)
に勤めてはるとこを見届けてから、厭やったらこいさんだけ帰って来たかて
構
(
か
)
めへんやないか
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
「どうせ知れることやさかい、
蔭
(
かげ
)
で云うのんは
構
(
か
)
めへんけど、………」
細雪:01 上巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
「………けど、話してくれても
構
(
か
)
めへんねん」
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
“構”の意味
《名詞》
(かじ) 梶の木の古名。
(かじ) 襲の色目の名。表裏ともに萌葱色。秋に着用。
(出典:Wiktionary)
“構”の解説
構(かまえ)とは、漢字の少なくとも二辺にまたがる構成要素であり、上と左にまたがる垂および左と下にまたがる繞を除いたものである。漢字を外側から包むような形をしている。
(出典:Wikipedia)
構
常用漢字
小5
部首:⽊
14画
“構”を含む語句
構造
結構
虚構
構内
門構
構成
心構
機構
大構
面構
身構
一構
構外
立構
御構
結構人
店構
無構
差構
家構
...