“来懸”のいろいろな読み方と例文
旧字:來懸
読み方割合
きかゝ50.0%
きかか50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むか廊下らうかから早足はやあしで、すた/\来懸きかゝつた女中ぢよちゆう一人ひとり雪枝ゆきえ立停たちとまつた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
とき来懸きかゝつたのは、うも、はらの、むかふの取着とつゝきであつたらしい。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
その夕月ゆうづきひかりしたに、おのがあわかげみながら、言葉ことばのあやも面白おもしろおかしく、いつおどりつ来懸きかかったのは、この春頃はるごろから江戸中えどじゅうを、くまなくあるまわっている飴売土平あめうりどへい。まだ三十にはならないであろう。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)