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挙
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あぐ
ふりがな文庫
“
挙
(
あぐ
)” の例文
旧字:
擧
遊覧せんとありしには似で、貴婦人の目を
挙
(
あぐ
)
れども
何処
(
いづこ
)
を眺むるにもあらず、
俯
(
うつむ
)
き勝に物思はしき
風情
(
ふぜい
)
なるを、静緒は怪くも
気遣
(
きづかはし
)
くて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
かの電報のごとき簡易の文、約略の語、なおよく通ず、いわんや文章、談話をや。かつ英語も一語数訓のものあり。ここにその例を
挙
(
あぐ
)
る。
平仮名の説
(新字新仮名)
/
清水卯三郎
(著)
挙
(
あぐ
)
る事になるかもしれんが、筆の孝心より申すのじゃ仔細はない、控えて居れ、ふむ、主家の妾の腹に宿した子が有ったと
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
遽
(
にはか
)
に人の騒立つるに
愕
(
おどろ
)
きて顔を
挙
(
あぐ
)
れば、座中
尽
(
ことごと
)
く
頸
(
くび
)
を延べて
己
(
おの
)
が
方
(
かた
)
を眺め、声々に臭しと
喚
(
よば
)
はるに、見れば、吾が羽織の
端
(
はし
)
は火中に落ちて
黒煙
(
くろけふり
)
を起つるなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
生きたる心地もせずして宮の
慙
(
は
)
ぢ
慄
(
をのの
)
ける
傍
(
かたはら
)
に、車夫は
見苦
(
みぐるし
)
からぬ一台の
辻車
(
つじぐるま
)
を伴ひ
来
(
きた
)
れり。
漸
(
やうや
)
く
面
(
おもて
)
を
挙
(
あぐ
)
れば、いつ又寄りしとも知らぬ
人立
(
ひとたち
)
を、
可忌
(
いまはし
)
くも巡査の怪みて
近
(
ちかづ
)
くなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
挙
常用漢字
小4
部首:⼿
10画
“挙”を含む語句
挙動
挙止
検挙
枚挙
挙措
言挙
軽挙
挙手
一挙
科挙
列挙
湯河板挙
取挙
挙家
挙世
春挙
挙句
応挙
選挙
暴挙
...