“言挙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ことあ46.2%
ことあげ46.2%
コトア7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一切の「からごころ」をかなぐり捨てて、言挙ことあげということもさらになかった神ながらのいにしえの代に帰れと教えたのが大人うしだ。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
清原 人の世の言挙ことあげがそう名付けるならば、それもよかろう。……石ノ上、僕は白状する。……僕は、……僕はその恋を知りはじめたのだ。
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)
「ことあげ」は極めて虔しむべき事だつたので、「言挙コトアげ」を否定する文献の多い理由も知れる。此外には事実「ことあげ」を繰り返しながら、語の上でばかり之を避けてゐた理由が知れぬのである。