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抜
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ぬか
ふりがな文庫
“
抜
(
ぬか
)” の例文
旧字:
拔
盗賊
(
とうぞく
)
どもはびっくりして
起
(
お
)
きあがりますと、
眼
(
め
)
の前に大きな
鬼
(
おに
)
がつっ立ってるではありませんか。みんな
胆
(
きも
)
をつぶして、
腰
(
こし
)
を
抜
(
ぬか
)
してしまいました。
人形使い
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
尋常
(
よのつね
)
の犬なりせば、その場に腰をも
抜
(
ぬか
)
すべきに。月丸は原来心
猛
(
たけ
)
き犬なれば、そのまま虎に
噉
(
くっ
)
てかかり、
喚
(
おめき
)
叫んで
暫時
(
しばし
)
がほどは、力の限り
闘
(
たたか
)
ひしが。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
ところが、どうして、そこに
抜
(
ぬか
)
りはねえつてことよ、ちやんと奴さん帽子をかぶり、手袋をはめてゐくさつただもの。
ディカーニカ近郷夜話 前篇:03 ソロチンツイの定期市
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
例のものを
抜
(
ぬか
)
らずパチッとやらかし、そしてそのパチッて音をまぎらすようにバタンと
扉
(
ドア
)
を締めたんですが、なんだかパチッて音のほうがひどく耳に残って
あやつり裁判
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
「あっ、幽霊だ!」と一人は覚えず叫んで、其処に腰を
抜
(
ぬか
)
した。同じくこれを見た一同は満身に水を浴せられたようにぶるぶると手足が
戦
(
ふる
)
えて
竦
(
すく
)
んでしまった。
北の冬
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
或種のひとは、そういうところで
抜
(
ぬか
)
らず自家広告をいたしますし。
獄中への手紙:06 一九三九年(昭和十四年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
其処
(
そこ
)
は
抜
(
ぬか
)
りのない男です。
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
甚兵衛はびっくりして、あっ! といったまま、
腰
(
こし
)
を
抜
(
ぬか
)
さんばかりになって、そこに
倒
(
たお
)
れかかりました。するとその
真黒
(
まっくろ
)
なものが、からからと
笑
(
わら
)
いました。
人形使い
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
抜
常用漢字
中学
部首:⼿
7画
“抜”を含む語句
引抜
抜刀
選抜
抜萃
出抜
拍子抜
抜出
居合抜
素破抜
通抜
抜手
図抜
切抜
切抜帳
垢抜
抜擢
腑抜
間抜
藻抜
釘抜
...