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恩
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めぐみ
ふりがな文庫
“
恩
(
めぐみ
)” の例文
この月の日課なる
馬太伝
(
マタイでん
)
の
中
(
うち
)
には神の王国に就きて重要なる教へ多くあり。
主
(
しゆ
)
のつとめは実に
栄
(
さかえ
)
あるものにして、之を守るものは、尤も
福
(
さいはひ
)
にして尤も
恩
(
めぐみ
)
あるものとす。
主のつとめ
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
救はれた人は『
恩
(
めぐみ
)
の座』に出て来いと聴衆に——二三十人しか居らなかつた——云うたが、二三人のものはつか/\と出て行つたが、栄一にはその勇気が欲しかつた。
死線を越えて:01 死線を越えて
(新字旧仮名)
/
賀川豊彦
(著)
賢弟とわかれて国にくだりしが、
国人
(
くにびと
)
大かた経久が
勢
(
いきほ
)
ひに
服
(
つ
)
きて、
塩冶
(
えんや
)
の
恩
(
めぐみ
)
を
顧
(
かへりみ
)
るものなし。
従弟
(
いとこ
)
なる
赤穴
(
あかな
)
丹治、富田の城にあるを
訪
(
とむら
)
ひしに、利害を説きて吾を経久に
見
(
まみ
)
えしむ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
友みな佛の
恩
(
めぐみ
)
得
(
う
)
るに
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
勝四郎、翁が
一四〇
高齢
(
よはひ
)
をことぶきて、次に
京
(
みやこ
)
に行きて心ならずも
逗
(
とど
)
まりしより、
前夜
(
さきのよ
)
のあやしきまでを
詳
(
つばら
)
にかたりて、翁が
壠
(
つか
)
を
築
(
つ
)
きて祭り給ふ
恩
(
めぐみ
)
のかたじけなきを告げつつも涙とどめがたし。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
▼ もっと見る
恩
(
めぐみ
)
の座に、来れや
死線を越えて:02 太陽を射るもの
(新字旧仮名)
/
賀川豊彦
(著)
是は雀部が妻の
五六
産所
(
さと
)
なりければ、
五七
苦
(
ねんごろ
)
にたのみけるに、此の人見捨てずしていたはりつも、医をむかへて薬の事
専
(
もは
)
らなりし。やや
五八
ここち
清
(
すず
)
しくなりぬれば、
篤
(
あつ
)
き
恩
(
めぐみ
)
を
五九
かたじけなうす。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
“恩”の意味
《名詞》
(おん) 他の人から与えられた恵み。
(おん) 封建時代、家臣の奉公に対して主人が領地などを与えて報いること。
(おん) 給与。手当。
(出典:Wiktionary)
“恩”の解説
恩(おん)とは、他の人から与えられた恵み、いつくしみのこと。
(出典:Wikipedia)
恩
常用漢字
小6
部首:⼼
10画
“恩”を含む語句
御恩
報恩
恩返
恩報
恩寵
恩愛
恩恵
知恩院
智恩院
神恩
恩怨
恩赦
恩惠
恩徳
恩讐
恩澤
報恩講
御恩報
恩愛不能断
恩讎
...