おぢ)” の例文
さらその何處どこにもかんじない微風びふう動搖どうえうして自分じぶんのみがおぢたやうにさわいでる。なにさわぐのかといぶかるやうにすこ俯目ふしめおろしてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
彼かくなせるもそのいふ事なほ我をおぢしめき、こはわが彼の續かざることばに彼の思ひゐたるよりなほ惡き意義を含ませし故にやありけん 一三—一五
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
せき翁の語りけるは、今より四五十年以前吉田の(三島郡の内なり)ほとり大鳥川といふたに川に夜な/\光りものありとて人おぢて近づくものなかりしに、此川の近所に富長村といふあり
石炭の匂ひがしたつておぢけるには及ばぬ
せき翁の語りけるは、今より四五十年以前吉田の(三島郡の内なり)ほとり大鳥川といふたに川に夜な/\光りものありとて人おぢて近づくものなかりしに、此川の近所に富長村といふあり