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心尽
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こころづく
ふりがな文庫
“
心尽
(
こころづく
)” の例文
旧字:
心盡
そこへ下宿のお
内儀
(
かみ
)
さんが、井戸の中に漬けて冷やしてあったビールを搬んできた。それは大隅学士の
心尽
(
こころづく
)
しだった。
地球盗難
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
午餐
(
ごさん
)
には諏訪湖の
鯉
(
こひ
)
と
蜆
(
しじみ
)
とを馳走になつた。これは、『どうも何もなくていけないが、鯉と蜆でも食べて行つてくれたまへ』といふ赤彦君の
心尽
(
こころづく
)
しであつた。
島木赤彦臨終記
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
ただ、
兄
(
にい
)
さん、僕あ、君の
庇護
(
ひご
)
に対して、それから、
姉
(
ねえ
)
さん、君の手厚い
心尽
(
こころづく
)
しに対して、僕あお礼をいうよ
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
謙遜な奉仕の天使、彼等が我等と共に在るの日、高慢な我等は微笑を以て其
弱点
(
じゃくてん
)
を見つゝ十分に尊敬を
払
(
はら
)
わず、当然の事の如く
座
(
い
)
ながらにして其
心尽
(
こころづく
)
しの奉仕を受け
易
(
やす
)
い。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
私の屋根裏調査以来の
心尽
(
こころづく
)
しを知ると、
無気
(
むげ
)
に私を排斥することは出来なかったし、糸崎検事などは、そういうことになれば丁度幸だから、ちょいちょい小山田家を見舞って
陰獣
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
あなたと
私
(
わたくし
)
とは
幼
(
おさな
)
い
時代
(
とき
)
からの
親
(
した
)
しい
間柄
(
あいだがら
)
……
殊
(
こと
)
にあなたが
何回
(
なんかい
)
も
私
(
わたくし
)
の
佗住居
(
わびずまい
)
を
訪
(
おとず
)
れていろいろと
慰
(
なぐさ
)
めてくだされた、あの
心尽
(
こころづく
)
しは
今
(
いま
)
もうれしい
思
(
おも
)
い
出
(
で
)
の
一
(
ひと
)
つとなって
居
(
お
)
ります。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
佐々砲弾の
心尽
(
こころづく
)
しだった。
地球盗難
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
尽
常用漢字
中学
部首:⼫
6画
“心”で始まる語句
心
心配
心地
心持
心算
心細
心得
心底
心臓
心許