“こころづく”の漢字の書き方と例文
語句割合
心尽100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
謙遜な奉仕の天使、彼等が我等と共に在るの日、高慢な我等は微笑を以て其弱点じゃくてんを見つゝ十分に尊敬をはらわず、当然の事の如くながらにして其心尽こころづくしの奉仕を受けやすい。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
私の屋根裏調査以来の心尽こころづくしを知ると、無気むげに私を排斥することは出来なかったし、糸崎検事などは、そういうことになれば丁度幸だから、ちょいちょい小山田家を見舞って
陰獣 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
あなたとわたくしとはおさな時代ときからのしたしい間柄あいだがら……ことにあなたが何回なんかいわたくし佗住居わびずまいおとずれていろいろとなぐさめてくだされた、あの心尽こころづくしはいまもうれしいおもひとつとなってります。