心丈夫こゝろじようぶ)” の例文
心丈夫こゝろじようぶ車夫しやふかほれば二十五六のいろくろく、小男こをとこせぎす、あ、つきそむけたあのかほれやらでつた、れやらにるとひと咽元のどもとまでころがりながら
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
母親はゝおやはほた/\としてちやすゝめながら、亥之ゐのいましがた夜學やがくゆきました、あれもおまへかげさまで此間このあひだ昇給しようきうさせていたゞいたし、課長樣くわちやうさま可愛かわゆがつてくださるのでくらゐ心丈夫こゝろじようぶであらう
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)