“彈奏”の読み方と例文
新字:弾奏
読み方割合
だんそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
折(をり)ふし鵞鳥(がてう)のやうな聲(こゑ)で唱(うた)ひ出(だ)す歌(うた)の調(しら)べは左迄(さまで)妙手(じやうず)とも思(おも)はれぬのに、唱(うた)ふ當人(たうにん)は非常(ひじやう)の得色(とくしよく)で、やがて彈奏(だんそう)が終(をは)ると小鼻(こばな)を蠢(うごめ)かし、孔雀(くじやく)のやうに裳(もすそ)を飜(ひるが)へして席(せき)に歸(かへ)つた。
公爵(しやく)、男爵(しやく)、老(ろう)政客、天文學博士(はくし)、實業(じつげう)家など、藝苑(げいえん)では一時的(てき)に中村時藏(ぞう)や千葉(は)早智(さち)子なども住(す)んでゐたし、シロタやトドロヰッチ夫人のピアノ彈奏(だんそう)を立ち聽きした事もあるし
私(わたくし)が春枝夫人(はるえふじん)と此(この)席(せき)に列(つらな)つた時(とき)には丁度(ちやうど)ある年増(としま)の獨逸(ドイツ)婦人(ふじん)がピアノの彈奏中(だんそうちゆう)であつたが、此(この)婦人(ふじん)は極(きは)めて驕慢(けうまん)なる性質(せいしつ)と見(み)えて、彈奏(だんそう)の間(あひだ)始終(しゞう)ピアノ臺(だい)の上(うへ)から聽集(きゝて)の顏(かほ)を流盻(ながしめ)に見(み)て