“だんそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
断層23.1%
弾奏23.1%
彈奏15.4%
男装15.4%
団簇7.7%
弾巣7.7%
談叢7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで曲目は断層だんそうをしたかのように変化し、奔放ほんぽうにして妖艶ようえんかぎりなき吸血鬼の踊りとなる——この舞台のうちで、一番怪奇であって絢爛、妖艶であって勇壮な大舞踊となる。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
名古屋には平家琵琶の井野川検校けんぎょうが古典を伝えている。この日も古式の服装で“宇治川先陣”の一曲を弾奏だんそうした。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しやく、男しやくろう政客、天文學博士はくし實業じつげう家など、藝苑げいえんでは一時てきに中村時ぞうや千早智さち子などもんでゐたし、シロタやトドロヰッチ夫人のピアノ彈奏だんそうを立ち聽きした事もあるし
傷だらけになる、信濃金梅しなのきんばいの花は、黄色な珠をならべて、絶頂から裾までを埋めた急斜の、大黄原を作っている、稀に女宝千鳥や、黒百合も交っているが、このくらい信濃金梅のさかん団簇だんそうしたところは
白峰山脈縦断記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
カチッと弾巣だんそうをひらいて、実弾がはいっていることを見せびらかしたりした。
薔薇夫人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
これは「談叢だんそう」という一書のうちに見える記事である。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)