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度牒
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どちょう
ふりがな文庫
“
度牒
(
どちょう
)” の例文
ここで
首座
(
しゅそ
)
は、長者に代って九花の
度牒
(
どちょう
)
を法座にささげ、
新発意
(
しんぼち
)
魯達のために、願わくば“法名”を与えたまえと
請
(
こ
)
う。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
万乗の君主金冠を
墜
(
おと
)
し、
剃刀
(
ていとう
)
の冷光
翠髪
(
すいはつ
)
を
薙
(
な
)
ぐ。悲痛何ぞ
能
(
よ
)
く
堪
(
た
)
えんや。
呉王
(
ごおう
)
の教授
揚応能
(
ようおうのう
)
は、臣が名
度牒
(
どちょう
)
に応ず、願わくは祝髪して
随
(
したが
)
いまつらんと
白
(
もう
)
す。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
……もしお気があるなら万端の手続き費用、また五
花
(
か
)
ノ
度牒
(
どちょう
)
(官印のある僧籍免許状)などもさっそく
調
(
ととの
)
えるが
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
此
(
この
)
時
(
とき
)
程済は辛くも
篋
(
かたみ
)
を砕き得て、
篋中
(
きょうちゅう
)
の物を
取出
(
とりいだ
)
す。
出
(
い
)
でたる物は
抑
(
そも
)
何ぞ。
釈門
(
しゃくもん
)
の人ならで
誰
(
たれ
)
かは要すべき、大内などには有るべくも無き
度牒
(
どちょう
)
というもの三
張
(
ちょう
)
ありたり。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
数
(
すう
)
か、数か。
紅篋
(
こうきょう
)
の
度牒
(
どちょう
)
、
袈裟
(
けさ
)
、
剃刀
(
ていとう
)
、
噫
(
ああ
)
又何ぞ奇なるや。道士の霊夢、
御溝
(
ぎょこう
)
の
片舟
(
へんしゅう
)
、
噫
(
ああ
)
又何ぞ奇なるや。
吾
(
われ
)
嘗
(
かつ
)
て
明史
(
みんし
)
を読みて、
其
(
その
)
奇に驚き、建文帝と共に
所謂
(
いわゆる
)
数
(
すう
)
なりの語を発せんと欲す。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
“度牒”の解説
度牒(どちょう)は、国家公認の得度に際して、国家機関によって新たに得度した僧尼に交付される身分証のことである。出家得度の証明書。公験(くげん)、告牒(こくちょう)、度縁(どえん)ともいう。
(出典:Wikipedia)
度
常用漢字
小3
部首:⼴
9画
牒
漢検準1級
部首:⽚
13画
“度”で始まる語句
度
度々
度毎
度胆
度胸
度重
度外
度目
度度
度肝