“幾粒”の読み方と例文
読み方割合
いくつぶ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うま病氣びやうきませる赤玉あかだまといふくすり幾粒いくつぶんでかれ蒲團ふとんへくるまつてた。かれはどうにか病氣びやうきしのぎがつけば卯平うへいそばへはきたくなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
かれそのされたいね穗先ほさきつかんでもみ幾粒いくつぶかをしごいてた。かれさらその籾粒もみつぶんでた。かれそれからまたさんはしつた。かれすこしのひどひまどつたやうにかんじた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)