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幼
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いとけ
ふりがな文庫
“
幼
(
いとけ
)” の例文
我れ死んだら老いたる
祖父
(
おじいさん
)
や
幼
(
いとけ
)
ない妹はいかに歎くであろう、しかしこの瞬間に於いて我が死を止めてくれる者がないから仕方がないのだ。
愛か
(新字新仮名)
/
李光洙
(著)
何
(
なに
)
とはなしに
針
(
はり
)
をも
取
(
と
)
られぬ、
未
(
ま
)
だ
幼
(
いとけ
)
なくて
伯母
(
をば
)
なる
人
(
ひと
)
に
縫物
(
ぬひもの
)
ならひつる
頃
(
ころ
)
、
衽先
(
おくみさき
)
、
褄
(
つま
)
の
形
(
なり
)
など六づかしう
言
(
い
)
はれし
雨の夜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
お松は
幼
(
いとけ
)
ない時分から諸国の旅をして歩きました。それ故に、はじめのほどは辛かったけれど足が慣れてみれば、世の常の女のように道に悩むことが少ないのであります。
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
孔明は、この
報
(
し
)
らせに、すぐ旅装をととのえ、
太子
(
たいし
)
劉禅
(
りゅうぜん
)
を都にのこして、まだ
幼
(
いとけ
)
ない
劉永
(
りゅうえい
)
、
劉理
(
りゅうり
)
の二王子だけを伴うて、旅の道も夜を日に継ぎ、やがて永安宮に
来
(
きた
)
りまみえた。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
まだ
幼
(
いとけ
)
なくて
伯母
(
をば
)
なる人に縫物ならひつる頃、
衽先
(
おくみさき
)
、
褄
(
つま
)
の
形
(
なり
)
など
六
(
む
)
づかしう言はれし。
あきあはせ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
幼
常用漢字
小6
部首:⼳
5画
“幼”を含む語句
幼児
幼少
幼稚
幼馴染
幼名
幼心
幼兒
幼稚園
幼童
幼時
幼子
幼穉
幼々
幼年
幼気
童幼
幼女
幼弱
老幼男女
老幼
...