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巡
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じゅん
ふりがな文庫
“
巡
(
じゅん
)” の例文
壮平は気が
転倒
(
てんとう
)
してしまって、一語も発することができないで居る。銅鑼は船内を一
巡
(
じゅん
)
して、また元の船首で鳴っていた。出発はもう直ぐだ。
疑問の金塊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
典膳が師事してからまる九年め、師弟は九州を一
巡
(
じゅん
)
し、四国を
経
(
へ
)
、船で
駿河
(
するが
)
につき、しばらくの後、江戸へはいって来た。
剣の四君子:05 小野忠明
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
こうして
丹念
(
たんねん
)
につくったご
馳走
(
ちそう
)
を、同じ血へ浸したわらづとの中に入れた。それを持ってカランポーの谷を一
巡
(
じゅん
)
し、一
粁
(
キロ
)
おきぐらいに一つとずつを草のあいだへおいてきた。
動物物語 狼の王ロボ
(新字新仮名)
/
アーネスト・トンプソン・シートン
(著)
コースを一
巡
(
じゅん
)
した結果は、大江山がズバ抜けて成績がよく、ずっと落ちて普通の成績を示したのが蝋山教授と矢走千鳥で、雁金検事も西一郎も更に振わず
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
……とうとうたる
太鼓
(
たいこ
)
……
型
(
かた
)
のごとき
黄母衣
(
きほろ
)
、
赤母衣
(
あかほろ
)
、
白母衣
(
しろほろ
)
の
伝令
(
でんれい
)
三
騎
(
き
)
が、
番外
(
ばんがい
)
の五番
試合
(
じあい
)
を
各所
(
かくしょ
)
の
控
(
ひか
)
え
所
(
じょ
)
へふれて、
虹
(
にじ
)
のように
試合場
(
しあいじょう
)
のまわりを一
巡
(
じゅん
)
する……
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
黄母衣
(
きほろ
)
、
赤母衣
(
あかほろ
)
、
白母衣
(
しろほろ
)
の三
騎
(
き
)
が
試合場
(
しあいじょう
)
を一
巡
(
じゅん
)
し、
大講会
(
だいこうえ
)
第一番の
試合番組
(
しあいばんぐみ
)
をふれてくると
間
(
ま
)
もなく
貝
(
かい
)
あいずと同時に、あの
祭壇
(
さいだん
)
の下にある大講会のむしろへ
論客
(
ろんかく
)
があがって
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
巡
常用漢字
中学
部首:⼮
6画
“巡”を含む語句
逡巡
巡査
一巡
見巡
巡廻
巡礼
巡視
巡遊
巡邏
経巡
巡錫
巡回
幾巡
巡見
張巡
巡査様
巡検
巡逢
定巡
巡洋艦
...