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屏
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しりぞ
ふりがな文庫
“
屏
(
しりぞ
)” の例文
斉黄の輩の為さんとするところ
是
(
かく
)
の如くなれば、燕王等手を袖にし息を
屏
(
しりぞ
)
くるも
亦
(
また
)
削奪罪責を
免
(
まぬ
)
かれざらんとす。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
そうかと思うと
騶従
(
すうじゅう
)
を
屏
(
しりぞ
)
け、単騎独行山谷を
跋渉
(
ばっしょう
)
し、
魑魅魍魎
(
ちみもうりょう
)
を平らげたというから、その行動は縄墨をもっては、断じて計ることが出来なかったらしい。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
安政大獄の序幕はそこから切って落とされた。彼はもとより首唱の罪で、きびしい
譴責
(
けんせき
)
を受けた。
屏
(
しりぞ
)
けられ、すわらせられ、断わりなしに人と
往来
(
ゆきき
)
することすら禁ぜられた。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
陳は翌日詩を得て、
直
(
ただち
)
に咸宜観に来た。玄機は人を
屏
(
しりぞ
)
けて引見し、僮僕に客を謝することを命じた。玄機の書斎からはただ
微
(
かす
)
かに低語の声が聞えるのみであった。初夜を過ぎて陳は辞し去った。
魚玄機
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
肉の楽しみを
極
(
きわ
)
めることをもって唯一の生活信条としていたこの老女怪は、後庭に房を連ねること数十、容姿
端正
(
たんせい
)
な若者を集めて、この中に
盈
(
み
)
たし、その楽しみに
耽
(
ふ
)
けるにあたっては、
親昵
(
しんじつ
)
をも
屏
(
しりぞ
)
け
悟浄出世
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
▼ もっと見る
燕王
語
(
ことば
)
の
洩
(
も
)
れんことを
慮
(
はか
)
り、
陽
(
うわべ
)
に
斥
(
しりぞ
)
けて
通州
(
つうしゅう
)
に至らしめ、
舟路
(
しゅうろ
)
密
(
ひそか
)
に召して
邸
(
てい
)
に入る。道衍は
北平
(
ほくへい
)
の
慶寿寺
(
けいじゅじ
)
に在り、珙は
燕府
(
えんふ
)
に在り、燕王と三人、時々人を
屏
(
しりぞ
)
けて語る。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
屏
漢検1級
部首:⼫
9画
“屏”を含む語句
金屏
屏風
金屏風
屏風岩
硯屏
銀屏
枕屏風
小屏風
藩屏
袖屏風
屏居
大屏風
銀屏風
屏風倒
屏東
逆屏風
屏風越
屏風巌
屏風開
破屏風
...