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むねとう
ふりがな文庫
“
宗任
(
むねとう
)” の例文
「なら、胡というのは、どうだ。
胡馬
(
こば
)
北風にいななくの胡だ。
秦
(
しん
)
を亡ぼすものは胡なり、の胡だ。これなら、
貞任
(
さだとう
)
、
宗任
(
むねとう
)
の子孫らしいぞ」
胡堂百話
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
と
思
(
おも
)
いました。そこで
天子
(
てんし
)
さまに
願
(
ねが
)
って、
自分
(
じぶん
)
が
御褒美
(
ごほうび
)
を
頂
(
いただ
)
く
代
(
か
)
わりに、
宗任
(
むねとう
)
はじめ
敵
(
てき
)
のとりこを
残
(
のこ
)
らず
許
(
ゆる
)
してやりました。
八幡太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
後冷泉天皇の
御宇
(
ぎょう
)
にあって、奥州の酋長
阿部
(
あべ
)
の
頼時
(
よりとき
)
が、
貞任
(
さだとう
)
、
宗任
(
むねとう
)
の二子と共に、朝廷に背いて不逞を逞ましゅうした、それを征したのが源
頼義
(
よりよし
)
剣侠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
貞任
(
さだとう
)
の
連歌
(
れんが
)
に
義家
(
よしいえ
)
がそを追はずなりたりといふ事、
宗任
(
むねとう
)
が梅の花の歌を詠みて
公卿
(
くげ
)
たちを驚かしたりといふ事
抔
(
など
)
、事実の有無は疑はしけれど、もしこの種類の事ありとせば
人々に答ふ
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
安部貞任
(
あべのさだとう
)
、
宗任
(
むねとう
)
征伐に向い、十二年の間に人の首を一万六千、その他の生き者を殺したこと、たぐい知れずといわれておりますが、それでも死ぬ時は一念発心菩提心を起したため
現代語訳 平家物語:10 第十巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
それからまたある
時
(
とき
)
、
義家
(
よしいえ
)
はいつものとおり
宗任
(
むねとう
)
を
一人
(
ひとり
)
お
供
(
とも
)
につれて、
大臣
(
だいじん
)
の
藤原頼通
(
ふじわらのよりみち
)
という人のお
屋敷
(
やしき
)
へよばれて行ったことがありました。
八幡太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
貞任
(
さだとう
)
、
宗任
(
むねとう
)
を攻めたとき、味方の旗色が悪くなったので、頼義は敵陣に向い、「これは、神火なり」と火を放つと、風向きが変り、火は貞任の城を焼き払い、頼義の軍は大勝したのである。
現代語訳 平家物語:07 第七巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
「どうした
宗任
(
むねとう
)
!」
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
大きくなって、
義家
(
よしいえ
)
はおとうさんの
頼義
(
よりよし
)
について、
奥州
(
おうしゅう
)
の
安倍貞任
(
あべのさだとう
)
、
宗任
(
むねとう
)
という
兄弟
(
きょうだい
)
の
荒
(
あら
)
えびすを
征伐
(
せいばつ
)
に行きました。
八幡太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
宗
常用漢字
小6
部首:⼧
8画
任
常用漢字
小5
部首:⼈
6画
“宗”で始まる語句
宗
宗家
宗旨
宗教
宗匠
宗矩
宗像
宗良
宗徒
宗祇