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安禄山
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あんろくざん
ふりがな文庫
“
安禄山
(
あんろくざん
)” の例文
玄宗皇帝が楊貴妃浴を出て鏡に対し一乳を露わすを
捫弄
(
もんろう
)
して軟温新剥鶏頭肉というと、傍に
在
(
い
)
た
安禄山
(
あんろくざん
)
が潤滑なお塞上の
酥
(
そ
)
のごとしと答えた。
十二支考:10 猪に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
唐
(
とう
)
の
安禄山
(
あんろくざん
)
が乱をおこした時、
張巡
(
ちょうじゅん
)
は
睢陽
(
すいよう
)
を守って屈せず、城中の食尽きたので、彼はわが愛妾を殺して将士に
食
(
は
)
ましめ、城遂におちいって捕われたが
中国怪奇小説集:15 池北偶談(清)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
一行阿闍梨
(
いちぎょうあじゃり
)
、陛下万里に行幸して、
聖祚
(
せいそ
)
疆
(
かぎり
)
無
(
な
)
からんと奏したりしかば、心得がたきことを
白
(
もう
)
すよとおぼされしが、
安禄山
(
あんろくざん
)
の乱起りて、天宝十五年
蜀
(
しょく
)
に入りたもうに及び
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
両の肩怒りて
頸
(
くび
)
を没し、
二重
(
ふたえ
)
の
顋
(
あぎと
)
直ちに胸につづき、
安禄山
(
あんろくざん
)
風の腹便々として、牛にも似たる
太腿
(
ふともも
)
は行くに
相擦
(
あいす
)
れつべし。
顔色
(
いろ
)
は思い切って
赭黒
(
あかぐろ
)
く、鼻太く、
唇
(
くちびる
)
厚く、
鬚
(
ひげ
)
薄く、
眉
(
まゆ
)
も薄し。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
安禄山
(
あんろくざん
)
の叛乱に、兵車の
軌
(
わだち
)
のもとに
楊貴妃
(
ようきひ
)
を失った
漢皇
(
かんおう
)
が、のち貴妃を恋うのあまり、道士に命じて、魂魄をたずねさせ、道士はそれを、
上
(
かみ
)
は碧落の極み、下は黄泉にいたるまでさがしもとめ、遂に
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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唐の天宝の末に、
安禄山
(
あんろくざん
)
が乱をおこして、
潼関
(
どうかん
)
の守りも敗れた。都の人びとも四方へ散乱した。
梨園
(
りえん
)
の
弟子
(
ていし
)
のうちに
笛師
(
ふえし
)
があって、これも都を落ちて
終南山
(
しゅうなんざん
)
の奥に隠れていた。
中国怪奇小説集:07 白猿伝・其他(唐)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
菩薩蛮
(
ぼさつばん
)
行はれて
安禄山
(
あんろくざん
)
の乱の起つた昔話や、
泣面化粧
(
なきつらげしやう
)
が行はれて国の運の傾いた類を、支那史上から取出して談ずるまでも無い事だし、又「まひらくつのくれつれ……」の童謡が行はれて
震は亨る
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
“安禄山”の解説
安 禄山(あん ろくざん)は、唐代の軍人、大燕国皇帝。本姓は康で、康国(サマルカンド)出身のソグド人と突厥系の混血。「禄山」はソグド語の「ロクシャン(roxš(a)n、明るい・光の意味)」の音訳。唐の玄宗に対し安禄山の乱(安史の乱)を起こし、大燕皇帝に即位したが、最後は次男の安慶緒に殺害された。
(出典:Wikipedia)
安
常用漢字
小3
部首:⼧
6画
禄
漢検準1級
部首:⽰
12画
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
“安”で始まる語句
安
安堵
安心
安房
安全
安芸
安穏
安土
安否
安宅