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宅
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とこ
ふりがな文庫
“
宅
(
とこ
)” の例文
北の
金
(
かね
)
さん
宅
(
とこ
)
は口の重い人達ばかり、家族中で歌の一つも歌おうと云う
稲公
(
いねこう
)
は砲兵に、春っ子は小学校に往って居るので、
爺
(
おやじ
)
、長男長女、三男の
四人
(
よったり
)
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
お千鶴さん
宅
(
とこ
)
の兄さんが外務大臣で、先方へ乗り込んで講和の談判をなさるでしょう、それから
武男
(
うち
)
が艦隊の司令長官で、何十
艘
(
そう
)
という軍艦を向こうの港にならべてね……
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
『お八重さんが千太郎さま
宅
(
とこ
)
さ用あつて行くで、俺も
伴
(
つ
)
れてぐ言ふでせア。』
天鵞絨
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
下田の金さん
宅
(
とこ
)
では、去年は
兄貴
(
あにき
)
が抽籤で
免
(
のが
)
れたが、今年は稲公が
彼
(
あの
)
体格
(
たいかく
)
で、砲兵にとられることになった。当人は
勇
(
いさ
)
んで居るが、
阿母
(
おふくろ
)
が今から
萎
(
しお
)
れて居る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
『お八重さんが千太郎さま
宅
(
とこ
)
さ用あつて行くで、俺も
伴
(
つ
)
れてぐ言ふでせア。』
天鵞絨
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
▼ もっと見る
仁左衛門さん
宅
(
とこ
)
の
大欅
(
おおけやき
)
が春の空を
摩
(
な
)
でて
淡褐色
(
たんかっしょく
)
に煙りそめる。雑木林の
楢
(
なら
)
が逸早く、
櫟
(
くぬぎ
)
はやゝ晩れて、芽を
吐
(
ふ
)
きそめる。
貯蔵
(
かこい
)
の
里芋
(
さといも
)
も芽を吐くので、里芋を植えねばならぬ。月の終は、
若葉
(
わかば
)
の
盛季
(
さかり
)
だ。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
“宅”の意味
《名詞》
(タク)居所。住居。
(タク)家、家庭。
(タク)自分の家、家庭。
(タク)自分の夫。主人。
(「お宅」の形で)「あなた」の婉曲表現。
(出典:Wiktionary)
宅
常用漢字
小6
部首:⼧
6画
“宅”を含む語句
帰宅
住宅
在宅
自宅
家宅
大宅
居宅
邸宅
私宅
妾宅
安宅
御宅
火宅
三宅島
歸宅
仮宅
本宅
転宅
光宅
御帰宅
...