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孝養
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こうよう
ふりがな文庫
“
孝養
(
こうよう
)” の例文
もし
としいえ
(
利家
)
のえんじゃでなければ母への
孝養
(
こうよう
)
に生きながらえるみちもあるが、舅のえんにすがって一命をつなぐのは卑怯だとおもうことが一つ
盲目物語
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
「とても
地獄
(
じごく
)
は
一定
(
いちじょう
)
すみかぞかし」とか、「親鸞は
弟子
(
でし
)
一人も持たずさふらふ」とか、「父母の
孝養
(
こうよう
)
のためとて、念仏一返にても申したること
未
(
いま
)
ださふらはず」
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
「今夜一晩、病人の介抱に、人々の
孝養
(
こうよう
)
の真似をいたしまして、明朝は、お城へ帰りますゆえ、その際なれば、ゆっくりお目にかかれようと、かように申されまして……」
乳を刺す:黒門町伝七捕物帳
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
「
思
(
おも
)
うように、
親
(
おや
)
に、
孝養
(
こうよう
)
をつくされる
人
(
ひと
)
はしあわせなものだ。」と、
彼
(
かれ
)
は
思
(
おも
)
ったのでした。
新しい町
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
今日此頃
(
けふこのごろ
)
の
全盛
(
ぜんせい
)
に
父母
(
ふぼ
)
への
孝養
(
こうよう
)
うらやましく、お
職
(
しよく
)
を
徹
(
とほ
)
す
姉
(
あね
)
が
身
(
み
)
の、
憂
(
う
)
いの
愁
(
つ
)
らいの
數
(
かず
)
も
知
(
し
)
らねば、まち
人
(
びと
)
戀
(
こ
)
ふる
鼠
(
ねづみ
)
なき
格子
(
かうし
)
の
呪文
(
じゆもん
)
、
別
(
わか
)
れの
背中
(
せな
)
に
手加减
(
てかげん
)
の
秘密
(
おく
)
まで、
唯
(
たゞ
)
おもしろく
聞
(
きゝ
)
なされて
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“孝養”の意味
《名詞》
親孝行し養うこと。
供養すること。
(出典:Wiktionary)
孝
常用漢字
小6
部首:⼦
7画
養
常用漢字
小4
部首:⾷
15画
“孝”で始まる語句
孝
孝行
孝高
孝経
孝子
孝心
孝二
孝悌
孝廉
孝道