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好者
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すきもの
ふりがな文庫
“
好者
(
すきもの
)” の例文
好者
(
すきもの
)
となってみると、お
雛様
(
ひなさま
)
の
飯事
(
ままごと
)
のようなことばっかりしていたんでは納まらない、そういう図々しいことをしてみたがるんです。
大菩薩峠:39 京の夢おう坂の夢の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
そこでこれを一旦また他の
好者
(
すきもの
)
に
頒
(
わか
)
ちまして、そうして新しい刺激を得るような古陶器を再び取り入れようというのが今度展観する私の目的であります。
古陶磁の価値:――東京上野松坂屋楼上にて――
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
纔
(
わづか
)
に幾局の勝負を決せし盤の上には、
殆
(
ほとん
)
ど惜き夢の間に
昏
(
く
)
れて、折から雨も
霽
(
は
)
れたれば、
好者
(
すきもの
)
どもも
終
(
つひ
)
に
碁子
(
きし
)
を
歛
(
をさ
)
めて、
惣立
(
そうだち
)
に帰るをあたかも送らんとする主の
忙々
(
いそがはし
)
く
燈
(
ひ
)
ともす
比
(
ころ
)
なり
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
この不気味な
好者
(
すきもの
)
を迎え乍ら、さすがにキャッともスウとも言う者の無いのは
躾
(
たしな
)
みでしょう。「それ殿様」と電気が伝わると、毛氈を滑り落ちて、下々の者は青草の上に両手を突きます。
新奇談クラブ:08 第八夜 蛇使いの娘
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
内
(
うち
)
に
在
(
あ
)
れば
必
(
かなら
)
ず
筆
(
ふで
)
を取つて書いて
居
(
ゐ
)
る
好者
(
すきもの
)
と、
巌谷
(
いはや
)
から
噂
(
うはさ
)
の有つた
其
(
その
)
人で、
始
(
はじめ
)
て社に
訪
(
とは
)
れた時は
紺羅紗
(
こんらしや
)
の
古羽織
(
ふるばおり
)
に
托鉢僧
(
たくはつそう
)
のやうな
大笠
(
おほがさ
)
を
冠
(
かぶ
)
つて、
六歩
(
ろつぱう
)
を
踏
(
ふ
)
むやうな
手付
(
てつき
)
をして
振込
(
ふりこ
)
んで来たのです
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
▼ もっと見る
「いやもう、その辺のことは格別——水戸様ばかりじゃござんせんわい、わしらが聞いた大名地頭の
好者
(
すきもの
)
には、まだまだ凄いのがたんとございますって。ここのお代官なんぞは、やわいうちでござんすべえ」
大菩薩峠:32 弁信の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
好
常用漢字
小4
部首:⼥
6画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“好”で始まる語句
好
好奇
好事家
好事
好加減
好悪
好奇心
好々爺
好誼
好餌