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奉公口
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ほうこうぐち
ふりがな文庫
“
奉公口
(
ほうこうぐち
)” の例文
「いや、同じ名前ではない、それがおまえなんだ。おまえはジョリクール
氏
(
し
)
の所へ
奉公口
(
ほうこうぐち
)
を
探
(
さが
)
しにいなかから出て来たのだ」
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
東京
(
とうきょう
)
には、まだ
顔
(
かお
)
を
知
(
し
)
らない
叔父
(
おじ
)
さんが
住
(
す
)
んでいられて、いい
奉公口
(
ほうこうぐち
)
をさがしてくだされたからです。
真吉とお母さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
地蔵経
(
じぞうきょう
)
を
誦
(
ず
)
して
門
(
かど
)
へたち、
行乞
(
ぎょうこつ
)
の
銭
(
ぜに
)
や
食
(
た
)
べ物は、知りえた
不幸
(
ふこう
)
の子にわけてやる。ほんとに
親
(
おや
)
も家もない子供は、自分の
宿
(
やど
)
へつれて帰って、
奉公口
(
ほうこうぐち
)
までたずねてやる。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
先頃越後國
猿島
(
さるしま
)
河原より
跡
(
あと
)
を
闇
(
くら
)
ましたる昌次郎夫婦の者は
親
(
おや
)
憑司と
計
(
はか
)
りて
殺
(
ころ
)
せし男女の
死體
(
したい
)
へ
己等
(
おのれら
)
が
着物
(
きもの
)
を
着
(
きせ
)
夫
(
それ
)
より信州の
山路
(
やまぢ
)
にかゝり
忍
(
しの
)
び/\に江戸へ來りて
奉公口
(
ほうこうぐち
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「そんなことで、
帰
(
かえ
)
ってくるばかがあるか?」と、お
父
(
とう
)
さんは、しかりましたが、お
母
(
かあ
)
さんは、そこばかりが、
奉公口
(
ほうこうぐち
)
でないといって、ほかをさがすことにしました。
子供はばかでなかった
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
祝し合
扨
(
さて
)
久藏言出けるに
偖
(
さて
)
も
貴殿
(
きでん
)
には備前岡山なる城下に
能
(
よき
)
奉公口
(
ほうこうぐち
)
有て主取なし給ふ由承まはりたるのみにて其後は
絶
(
た
)
えて
音信
(
いんしん
)
も聞ず其中に我等は御當地へ
引越
(
ひきこし
)
たれば猶以て
御無沙汰
(
ごぶさた
)
に
打過
(
うちすぎ
)
しに而て此の度如何なる故有て岡山より江戸には下り給ひしといふを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
そのときは、そのときで、
田舎
(
いなか
)
に
奉公口
(
ほうこうぐち
)
のないではなし。
風雨の晩の小僧さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
奉
常用漢字
中学
部首:⼤
8画
公
常用漢字
小2
部首:⼋
4画
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
“奉公”で始まる語句
奉公
奉公人
奉公住
奉公先
奉公中
奉公仕
奉公請
奉公易
奉公袋
奉公一心