天邊てつぺん)” の例文
新字:天辺
つかまつてたえだとこへびたとかつてあわくつておりべとおもつたつちんだから、いつでもはあえだなんざがさがさやつて天邊てつぺんはう呶鳴どなつたりなにつかしてたんだつけが
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
あと一年、息せき切つて漸く天邊てつぺんの見えるとこまでこぎつけて來たといふやうなわけで。
続生活の探求 (旧字旧仮名) / 島木健作(著)
馬尾の冠毛振りかざすこう天邊てつぺん打碎き
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
ちひさな身體からだでありながらすこするどくちばしつたばかりに、果敢はかないすゞめ頬白ほゝじろまへにのみ威力ゐりよくたくましくするもずちひさな勝利者しようりしやこゑはなつてきい/\ときはどく何處どこかの天邊てつぺんいてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)