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外側
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そとがわ
ふりがな文庫
“
外側
(
そとがわ
)” の例文
くもは、わがままかってに、
私
(
わたし
)
の
内側
(
うちがわ
)
にも、また
外側
(
そとがわ
)
にも
網
(
あみ
)
を
張
(
は
)
りました。もとより
私
(
わたし
)
に、一
言
(
ごん
)
の
断
(
ことわ
)
りもいたしません。それほど、みんなは
私
(
わたし
)
をばかにしたのです。
煙突と柳
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それは私に、
外側
(
そとがわ
)
は立派な癖に目に付かない内側の方の円天井が、外気の交通を遮断されて長年の間に腐ってしまった、古い木造普請の全体を想わせるような趣があった。
アッシャア家の覆滅
(新字新仮名)
/
エドガー・アラン・ポー
(著)
夏に銅の
壺
(
つぼ
)
に水を入れ壺の
外側
(
そとがわ
)
を水でぬらしたきれで
固
(
かた
)
くつつんでおくならばきっとそれは
冷
(
ひ
)
えるのだ。なんべんもきれをとりかえるとしまいにはまるで
氷
(
こおり
)
のようにさえなる。
学者アラムハラドの見た着物
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
生
(
い
)
きるように、楽しく生きるように
頑固
(
がんこ
)
に出来上ってる、
丈夫
(
じょうぶ
)
な
騒々
(
そうぞう
)
しい
荒
(
あら
)
っぽいクラフト
家
(
け
)
の人たちの間にあって、いわば人生の
外側
(
そとがわ
)
か
端
(
はし
)
っこにうち捨てられてるこの弱い
善良
(
ぜんりょう
)
な
二人
(
ふたり
)
は
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
ご
寝所
(
しんじょ
)
に近づけては申しわけがないと、みな、この
外側
(
そとがわ
)
をかためております。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
みどり児の新しい
生命
(
いのち
)
の
外側
(
そとがわ
)
に深く刻みつけられている。
今、生まれしみどり児
(新字新仮名)
/
羽仁もと子
(著)
そして、
石
(
いし
)
を
数
(
かぞ
)
えては、また
笛
(
ふえ
)
を
吹
(
ふ
)
きながら
屋敷
(
やしき
)
の
外側
(
そとがわ
)
を
歩
(
ある
)
いていました。
けしの圃
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“外側”の意味
《名詞》
そとがわ。
(出典:Wiktionary)
外
常用漢字
小2
部首:⼣
5画
側
常用漢字
小4
部首:⼈
11画
“外”で始まる語句
外
外套
外面
外道
外出
外見
外国
外部
外聞
外濠