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味噌汁
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おみおつけ
ふりがな文庫
“
味噌汁
(
おみおつけ
)” の例文
藁
(
わら
)
で
編
(
あ
)
んだ
莚
(
むしろ
)
の
敷
(
し
)
いてある
爐邊
(
ろばた
)
で、
數衛
(
かずゑ
)
のこしらへて
呉
(
く
)
れた
味噌汁
(
おみおつけ
)
はお
茄子
(
なす
)
の
皮
(
かは
)
もむかずに
入
(
い
)
れてありました。たゞそれが
輪切
(
わぎ
)
りにしてありました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
昨日の川蒸気で、ポンチャナクから日本のお味噌を持って来てくれました、それで今朝は、とてもおいしい
味噌汁
(
おみおつけ
)
が出たことをお知らせいたします。五月十二日附—。
宇宙爆撃
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
あたしは
味噌汁
(
おみおつけ
)
が嫌いなので、ぽっちりとお
椀
(
わん
)
の底の方へよそってもらってもつい残す。とにかく祖母の目はあたしにばかりそそがれているからたまらない、最後に、
小言
(
こごと
)
はいわずに
旧聞日本橋:15 流れた唾き
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
無理に止めまして少し冷めた
味噌汁
(
おみおつけ
)
をあっため、差向いで
朝飯
(
あさはん
)
を仕舞まする。
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
女中
(
おんな
)
が
味噌汁
(
おみおつけ
)
を
装
(
も
)
って来る間に、膳の
傍
(
そば
)
へ転んだようになって、例に因って三の面の早読と云うのをすると、(独語学者の掏摸。)と云う、幾分か挑撥的の
標語
(
みだし
)
で、主税のその事が出ていたので
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
「今朝は旦那さんのお好きな
味噌汁
(
おみおつけ
)
がほんとにオイしく出来ましたよ」とまた婆やが言った。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
行ったのは、もうお
午
(
ひる
)
をまわっていたが、勝手口のところには、
疾
(
と
)
うに冷め切った
味噌汁
(
おみおつけ
)
を入れた
琺瑯
(
ほうろう
)
の
壜
(
びん
)
と一緒に、朝食と昼食の二食分が、手もつけられずに置かれてあるのを見
腐った蜉蝣
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
しかし
父
(
とう
)
さんは
後
(
あと
)
にも
前
(
まへ
)
にも、あんなおいしい
味噌汁
(
おみおつけ
)
を
食
(
た
)
べたと
思
(
おも
)
つたことは
有
(
あ
)
りません。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
父
(
とう
)
さんが
遊
(
あそ
)
びに
行
(
ゆ
)
きましたら、
數衛
(
かずゑ
)
は
大層
(
たいそう
)
よろこびまして、
爐
(
ろ
)
にかけたお
鍋
(
なべ
)
で
菜飯
(
なめし
)
をたいて
呉
(
く
)
れました。それからお
茄子
(
なす
)
の
味噌汁
(
おみおつけ
)
をもこしらへまして、お
別
(
わか
)
れに
御馳走
(
ごちさう
)
して
呉
(
く
)
れました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
もう
味噌汁
(
おみおつけ
)
も煮詰って了ったのです。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
“味噌汁”の解説
味噌汁(みそしる)は、日本料理における汁物の一つで、だしを味噌で調味した汁に、野菜や豆腐、麸や魚介類などの食品を実としたスープ様の料理である。御味御付(御御御付、おみおつけ)ともいう。
(出典:Wikipedia)
味
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
噌
漢検準1級
部首:⼝
15画
汁
常用漢字
中学
部首:⽔
5画
“味噌汁”で始まる語句
味噌汁椀