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博奕
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ばくえき
ふりがな文庫
“
博奕
(
ばくえき
)” の例文
水戸烈公の著「明訓一班抄」に
拠
(
よ
)
れば、徳川家康は
博奕
(
ばくえき
)
をもってすべての罪悪の根元であるとし、
夙
(
はや
)
く浜松・駿府在城の頃よりこれを厳禁した。
法窓夜話:02 法窓夜話
(新字新仮名)
/
穂積陳重
(著)
スポーツの流行、ダンスの流行、旅行登山の流行、競馬其他
博奕
(
ばくえき
)
の流行、みんな慾望の発展する現象だ。この現象には現代固有の特徴があります。
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
一、
三笠附
(
みかさづけ
)
、懸賞発句募集、その外
博奕
(
ばくえき
)
に類し私利に関する事にはたづさはるべからず。
俳諧大要
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
強盗のほかには、表面は剣術を人に教え、内実は無頼の徒を集めて
博奕
(
ばくえき
)
を業としていた。
大菩薩峠:19 小名路の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
○此地の人すべて
篤実温厚
(
とくじつをんこう
)
にして人と
争
(
あらそ
)
ふことなく、
色慾
(
しきよく
)
に
薄
(
うす
)
く
博奕
(
ばくえき
)
をしらず、酒屋なければ酒のむ人なし。むかしよりわら一すぢにてもぬすみしたる人なしといへり。
実
(
じつ
)
に
肉食
(
にくしよく
)
の
仙境
(
せんきやう
)
也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
これぞ我膽を試みるべき好き機會なるべき、自ら
博奕
(
ばくえき
)
せでもあるべし、後に相識れる人々に語るとも、必ず咎むるものはあらじなど、自ら問ひ自ら答へて、騷ぐ胸を押し鎭めつゝ門に入りぬ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
其方儀
平生
(
へいぜい
)
身持
(
みもち
)
宜
(
よろし
)
からず
博奕
(
ばくえき
)
喧嘩
(
けんくわ
)
を
好
(
この
)
み其後重四郎
并
(
ならび
)
に三五郎より頼まれ候とは
雖
(
いへど
)
も掃部茂助藤兵衞三人の死骸を
燒棄
(
やきすて
)
其上
右
(
みぎ
)
骨
(
ほね
)
は
利根川
(
とねがは
)
へ流し候段
重々
(
ぢう/\
)
不屆の所
格別
(
かくべつ
)
の御
仁惠
(
じんゑ
)
を以て
遠島
(
ゑんたう
)
申付る
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
一、
博奕
(
ばくえき
)
を好む者にて、近頃ふところ工合よろしからざる者。
旗本退屈男:10 第十話 幽霊を買った退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
又々
博奕
(
ばくえき
)
に
引懸
(
ひきかゝ
)
り肥前屋小兵衞方にて貰ひし
彼
(
かの
)
六兩は殘らず
負
(
まけ
)
て仕舞元の通りの
手振
(
てぶり
)
となりけれ共
綿入
(
わたいれ
)
羽織ばかりは殘り有事故種々
思案
(
しあん
)
なし此上は如何共
詮方
(
せんかた
)
なければ元へ立歸るより外なしと本町二丁目なる
肥前屋
(
ひぜんや
)
小兵衞の方へ行御
免下
(
めんくだ
)
されと店へ
上
(
あが
)
るゆゑ番頭大に
困
(
こま
)
り
折角
(
せつかく
)
の御出に候へども主人小兵衞儀は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“博奕”の意味
《名詞》
博奕(バクエキ、バクヨウ、ばくち)
賭けを伴う勝負事、勝負事に賭ける事、ばくち。
(出典:Wiktionary)
博
常用漢字
小4
部首:⼗
12画
奕
漢検1級
部首:⼤
9画
“博奕”で始まる語句
博奕打
博奕場
博奕史
博奕宿
博奕兇状
博奕尾
博奕仲間
博奕友達
博奕根性
博奕流行