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南無三宝
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なむさんぽう
ふりがな文庫
“
南無三宝
(
なむさんぽう
)” の例文
旧字:
南無三寶
南無三宝
(
なむさんぽう
)
と
呆気
(
あっけ
)
に取られて、目を
睜
(
みは
)
った鼻っ先を、
件
(
くだん
)
の蝙蝠は
横撫
(
よこなで
)
に一つ、ばさりと当てて
向
(
むこう
)
へ飛んだ。
湯女の魂
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
南無三宝
(
なむさんぽう
)
!
饗応夫人
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
ぎくり、しゃくり、いまが大切、……よちりと飛附く。……
南無三宝
(
なむさんぽう
)
、赤蜻蛉は
颯
(
さっ
)
と
外
(
そ
)
れた。
みさごの鮨
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
あれから旅籠町へ抜けて、東四十物町を
突切
(
つっき
)
って、橋通りへ
懸
(
かか
)
って神通を飛越そうてえ
可恐
(
おそろし
)
い
逸
(
そ
)
れ方だ。
南無三宝
(
なむさんぽう
)
、こりゃ加州まで行くことかと息切がして
蒼
(
あお
)
くなりましたね。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
南無三宝
(
なむさんぽう
)
! 私は恥を言おう。露に
濡羽
(
ぬれば
)
の烏が、月の
桂
(
かつら
)
を
啣
(
くわ
)
えたような、
鼈甲
(
べっこう
)
の
照栄
(
てりは
)
える、
目前
(
めのさき
)
の島田の黒髪に、魂を奪われて、あの、その、旅客を忘れた。旅行案内を忘れた。
革鞄の怪
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
南無三宝
(
なむさんぽう
)
、も一つの瓶には
蝮
(
まむし
)
が居たぞ、ぐるぐると
蜷局
(
とぐろ
)
を巻いた、胴腹が白くよじれて、ぶるッと力を入れたような横筋の
青隈
(
あおぐま
)
が
凹
(
くぼ
)
んで、
逆鱗
(
さかうろこ
)
の立ったるが、瓶の口へ、ト
達
(
とど
)
く処に
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
蟹五郎
南無三宝
(
なむさんぽう
)
、堂の下で誓を忘れて、
鐘
(
つりがね
)
の影を踏もうとした。が、山も
田圃
(
たんぼ
)
も
晃々
(
きらきら
)
とした月夜だ。まだまだしめった灰も降らぬとなると、俺も沢を出て、山の池、御殿の長屋へ
行
(
ゆ
)
かずばなるまい。
夜叉ヶ池
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
南無三宝
(
なむさんぽう
)
、あやまり
果
(
は
)
てた。」と
烏帽子
(
えばうし
)
を
掻
(
か
)
いて
猪頸
(
ゐくび
)
に
窘
(
すく
)
む。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
南無三宝
(
なむさんぽう
)
、電光に幕あるのみ。
陽炎座
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
南無三宝
(
なむさんぽう
)
、はははは。」
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
修理
南無三宝
(
なむさんぽう
)
。
天守物語
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
南無三宝
(
なむさんぽう
)
。」
白金之絵図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
南無三宝
(
なむさんぽう
)
。
唄立山心中一曲
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
南
常用漢字
小2
部首:⼗
9画
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
三
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
宝
常用漢字
小6
部首:⼧
8画
“南無三”で始まる語句
南無三
南無三寶