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匹敵
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ひつてき
ふりがな文庫
“
匹敵
(
ひつてき
)” の例文
心が駄目なのに
匹敵
(
ひつてき
)
する位身體の方は頑丈なのだから。かうして二十六と云ふに私は希望を失つてしまつたのです。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
殊に学問——と
謂
(
い
)
ふ程でも無いが、
御家流
(
おいへりう
)
の字が村にも
匹敵
(
ひつてき
)
するものが無い程上手で、他村への交渉
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
八千石の旗本の用人といへば、小大名の家老にも
匹敵
(
ひつてき
)
するでせう。相澤半之丞の權力は大したもの、その住居も、お長屋といふ名に
相應
(
ふさ
)
はしからぬ堂々たるものです。
銭形平次捕物控:022 名馬罪あり
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
それも「
常盤
(
ときわ
)
」の「しるこ」に
匹敵
(
ひつてき
)
するほどの
珈琲
(
コーヒー
)
を
飮
(
の
)
ませるカツフエでもあれば、まだ
僕等
(
ぼくら
)
は
仕合
(
しあは
)
せであらう。が、かう
云
(
い
)
ふ
珈琲
(
コーヒー
)
を
飮
(
の
)
むことも
現在
(
げんざい
)
ではちよつと
不可能
(
ふかのう
)
である。
しるこ
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
非常
(
ひじやう
)
に
強烈
(
きようれつ
)
になつて、
殆
(
ほと
)
んど四百四十
馬力
(
ばりき
)
の
蒸滊機關
(
じようききくわん
)
に
匹敵
(
ひつてき
)
し
得
(
う
)
る
由
(
よし
)
、
此
(
この
)
猛烈
(
まうれつ
)
なる
動力
(
どうりよく
)
が、
接合桿
(
せつがふかん
)
をもつて
車外
(
しやぐわい
)
十二
個
(
こ
)
の
車輪
(
しやりん
)
を
動
(
うご
)
かし、
遂
(
つひ
)
に
此
(
この
)
堅固
(
けんご
)
なる
鐵檻
(
てつおり
)
の
車
(
くるま
)
は
進行
(
しんかう
)
を
始
(
はじ
)
めるのである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
なる程、だが冷淡な國民的厚顏と純粹な
生得
(
しやうとく
)
の誇(傲慢)に對してはあなたに
匹敵
(
ひつてき
)
するものはありませんね。もうソーンフィールドの傍に來ましたよ。宜しかつたら今日は私と一緒に食事を
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
「失禮、奧さま。説明の必要はございませんよ。あなた御自身の御心が御存じの筈でございませう、ちよいと眉をお
顰
(
ひそ
)
めになりましても、それがもう結構死刑にも
匹敵
(
ひつてき
)
するのだといふことを。」
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
“匹敵”の意味
《名詞》
匹 敵(ひってき)
能力や価値などが同じくらいであること。
(出典:Wiktionary)
匹
常用漢字
中学
部首:⼖
4画
敵
常用漢字
小6
部首:⽁
15画
“匹”で始まる語句
匹
匹夫
匹儔
匹田
匹偶
匹婦
匹夫下郎
匹夫匹婦
匹疇
匹如