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勃然
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むつ
ふりがな文庫
“
勃然
(
むつ
)” の例文
「うむ、たえした
挨拶
(
あいさつ
)
だな、
俺
(
お
)
らまた
※弟
(
きやうでえ
)
つちやさうえもんぢやあんめえと
思
(
おも
)
つてたんだつけな」おつたは
少
(
すこ
)
し
勃然
(
むつ
)
とした
容子
(
ようす
)
を
見
(
み
)
せた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
(三左衞門頑として應ぜず。外記はいよ/\
勃然
(
むつ
)
として、床にかざりし鎧櫃より一領の
卯花縅
(
うのはなをどし
)
の鎧を取り出して來る。)
箕輪の心中
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
『
無※
(
ばか
)
なツ。』と
私
(
わたくし
)
は
勃然
(
むつ
)
としてしまつた。
日頃
(
ひごろ
)
から
短氣
(
たんき
)
は
私
(
わたくし
)
の
持病
(
やまひ
)
、
疳癪玉
(
かんしやくだま
)
が
一時
(
いちじ
)
に
破裂
(
はれつ
)
したよ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
と語気あらくなれば十兵衞も少し
勃然
(
むつ
)
として、我は圓道様爲右衞門様から五重塔建ていとは命令かりませぬ、御上人様は定めし風が吹いたからとて十兵衞よべとは仰やりますまい
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
怪
(
あや
)
しい手紙を
辨慶
(
べんけい
)
讀みにして
勃然
(
むつ
)
として鬪爭的になつたのでせう。
銭形平次捕物控:177 生き葬ひ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
食ふも知ず
困
(
こま
)
りしことと咄しければ
荒熊
(
あらくま
)
は聞て
然共々々
(
さうとも/\
)
文右衞門めが
召捕
(
めしとら
)
れなば手前は第一番の引合にて
同類
(
どうるゐ
)
同樣
(
どうやう
)
なりと云ければ辨慶は
勃然
(
むつ
)
として
其樣
(
そんな
)
に馬鹿にするな
己
(
おら
)
に
於
(
おい
)
ちやア憚りながら少しも
後
(
うし
)
ろ
暗
(
くら
)
い事など仕た事アネヘと彼是咄し
會
(
あひ
)
て
乞食
(
こつじき
)
仲間は
些少
(
ちと
)
妬
(
ねた
)
ましき心より種々に氣を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
勃
常用漢字
中学
部首:⼒
9画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“勃”で始まる語句
勃発
勃興
勃々
勃
勃起
勃気
勃々然
勃士敦
勃興的
勃乎