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刮目
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くわつもく
ふりがな文庫
“
刮目
(
くわつもく
)” の例文
アーノルドの「あづま」世に
出
(
いづ
)
るの時は近しと聞く、英国の詩宗が文覚を観るの眼光いかんは、読者と共に
刮目
(
くわつもく
)
して待つべし。
心機妙変を論ず
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
兎
(
と
)
にも
角
(
かく
)
にも
非凡
(
ひぼん
)
の
智能
(
ちのう
)
と
遠大
(
えんだい
)
の
目的
(
もくてき
)
とを
有
(
いう
)
する
氏
(
し
)
の
事
(
こと
)
なれば、
何時
(
いつ
)
意外
(
いぐわい
)
の
方面
(
はうめん
)
より
意外
(
いぐわい
)
の
大功績
(
だいこうせき
)
を
齎
(
もた
)
らして
再
(
ふたゝ
)
び
吾人
(
ごじん
)
の
眼前
(
がんぜん
)
に
現
(
あら
)
はれ
來
(
きた
)
るやも
知
(
し
)
る
可
(
べ
)
からず、
刮目
(
くわつもく
)
して
待
(
ま
)
つ
可
(
べ
)
きなり。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
刮目
(
くわつもく
)
して待つて
居
(
を
)
ると、
都
(
みやこ
)
の
花
(
はな
)
なる者が出た、本も
立派
(
りつぱ
)
なれば、
手揃
(
てぞろひ
)
でもあつた、
而
(
さう
)
して
巻頭
(
くわんたう
)
が
山田
(
やまだ
)
の文章、
憎
(
にく
)
むべき
敵
(
てき
)
ながらも
天晴
(
あつぱれ
)
書きをつた、
彼
(
かれ
)
の文章は
確
(
たしか
)
に二三
段
(
だん
)
進んだと見た
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
之より日本人民の
往
(
ゆ
)
かんと欲する希望いづれにかある、愚なるかな、今日に於て旧組織の遺物なる忠君愛国などの岐路に迷ふ学者、請ふ
刮目
(
くわつもく
)
して百年の後を見ん。
明治文学管見:(日本文学史骨)
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
刮
漢検1級
部首:⼑
8画
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
“刮”で始まる語句
刮
刮然
刮々
刮出
刮眼