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初編
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しよへん
此
雪頽といふ事
初編にもくはしく
記たるごとく、山に
積りたる雪二丈にもあまるが、春の
陽気下より
蒸て
自然に
砕け
落る事
大磐石を
転しおとすが如し。
初編にもしるしたるごとく、我国の
獣冬にいたれば山を
踰て雪
浅国へさる、これ雪ふかくして
食にとぼしきゆゑなり。春にいたればもとの
棲へかへる。
此
雪頽といふ事
初編にもくはしく
記たるごとく、山に
積りたる雪二丈にもあまるが、春の
陽気下より
蒸て
自然に
砕け
落る事
大磐石を
転しおとすが如し。
初編にもしるしたるごとく、我国の
獣冬にいたれば山を
踰て雪
浅国へさる、これ雪ふかくして
食にとぼしきゆゑなり。春にいたればもとの
棲へかへる。
しかれども熊は
猛く、
且智ありて
得るに
易からず。雪中の熊は
皮も
胆も常に
倍す、ゆゑに雪に
穴居するを
尋ね
捜し、
猟師ども
力を
戮せてこれを
捕るに
種々の
術ある事
初編に
記せり。
しかれども熊は
猛く、
且智ありて
得るに
易からず。雪中の熊は
皮も
胆も常に
倍す、ゆゑに雪に
穴居するを
尋ね
捜し、
猟師ども
力を
戮せてこれを
捕るに
種々の
術ある事
初編に
記せり。