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凄麗
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せいれい
ふりがな文庫
“
凄麗
(
せいれい
)” の例文
鴛鴦
(
をしどり
)
は
濃艷
(
のうえん
)
でお
睦
(
むつま
)
じい、が、
聞
(
き
)
いたばかりで、
翡翠
(
かはせみ
)
は
凄麗
(
せいれい
)
にして、
其
(
そ
)
の
所帶
(
しよたい
)
は
意氣
(
いき
)
である。
見
(
み
)
たくなつた。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
五
彩
(
さい
)
の
漣
(
さゞなみ
)
は
鴛鴦
(
おしどり
)
を
浮
(
うか
)
べ、
沖
(
おき
)
の
巌
(
いはほ
)
は
羽音
(
はおと
)
とゝもに
鵜
(
う
)
を
放
(
はな
)
ち、千
仭
(
じん
)
の
断崖
(
がけ
)
の
帳
(
とばり
)
は、
藍瓶
(
あゐがめ
)
の
淵
(
ふち
)
に
染
(
そ
)
まつて、
黒
(
くろ
)
き
蠑螈
(
ゐもり
)
の
其
(
そ
)
の
丈
(
たけ
)
大蛇
(
おろち
)
の
如
(
ごと
)
きを
沈
(
しづ
)
めて
暗
(
くら
)
い。
数々
(
かず/\
)
の
深秘
(
しんぴ
)
と、
凄麗
(
せいれい
)
と、
荘厳
(
さうごん
)
とを
想
(
おも
)
はれよ。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
凄
常用漢字
中学
部首:⼎
10画
麗
常用漢字
中学
部首:⿅
19画
“凄”で始まる語句
凄
凄惨
凄味
凄愴
凄艶
凄気
凄腕
凄然
凄婉
凄絶