内外ないぐわい)” の例文
日本にほん金解禁きんかいきん如何いかなる用意よういもつてするかはなり注目ちうもくされてために、金解禁きんかいきんくに内外ないぐわいおい大問題だいもんだいであつたのである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
永く延す中には又致し方も有べしと内外ないぐわい承知しようちの體にもてなし先主人の氣にかなふ樣に致しおき其中にはすけ十郎郷右衞門の兩人と内談ないだんの上猶又主人をいさめ申さんと存じ種々いろ/\心を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
がや/\とさわいでいへ内外ないぐわいともにひつそりとつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
しかしながら金解禁きんかいきんごときは内外ないぐわい經濟上けいざいじやうから大問題だいもんだいである、しかるに年末ねんまつ段々だんだんちかづくのであるから、年末ねんまつ差迫さしせまつて斯樣かやう大問題だいもんだい決行けつかうすることは
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
して殺したに相違さうゐあるまじきぞと申さるゝに富右衞門おそれながら煙草入は私しの品にて又手紙も平兵衞より私し方へ參り候手紙に相違さうゐ御座なく候しかしながら私し儀はかねて平兵衞方へ出入仕つり候て金子きんす勿論もちろん内外ないぐわいの世話にも相成候中故平兵衞が娘を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)