八幡太郎はちまんたろう)” の例文
日本にほんのむかしの武士ぶしで一ばんつよかったのは源氏げんじ武士ぶしでございます。その源氏げんじ先祖せんぞで、一ばんえらい大将たいしょうといえば八幡太郎はちまんたろうでございます。
八幡太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
三寸の地球儀、大黒だいこくのはがきさし、夷子えびすの絵はがき、千人児童の図、八幡太郎はちまんたろう一代記の絵草紙えぞうしなど。いとめづらし。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
小国より登る山口にも八幡太郎はちまんたろう家来けらい討死うちじにしたるを埋めたりという塚三つばかりあり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
八幡太郎はちまんたろうはそののちますますたかくなって、しまいにはとりけだものまでそのいておそれたといわれるほどになりました。
八幡太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
それにまれつきゆみることがたいそう上手じょうずで、それこそ八幡太郎はちまんたろうまれかわりだといわれるほどでした。
鎮西八郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
八幡太郎はちまんたろう源頼義みなもとのよりよしという大将たいしょう長男ちょうなんで、おとうさんの頼義よりよしが、あるばん八幡大神はちまんだいじんからりっぱな宝剣ほうけんいただいたというゆめると、もなく八幡太郎はちまんたろうまれました。
八幡太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
八幡太郎はちまんたろうゆみ名人めいじんでしたけれど、人並ひとなみとちがったつよゆみくということはなかったのですが、為朝ためともせいたかさが七しゃくもあって、ちからつよい上に、うで人並ひとなみよりなが
鎮西八郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
それこそ先祖せんぞ八幡太郎はちまんたろうけないほどのつよ大将たいしょうというのは、八なん鎮西八郎為朝ちんぜいはちろうためともでした。
鎮西八郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)