“宝剣”の読み方と例文
読み方割合
ほうけん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八幡太郎はちまんたろう源頼義みなもとのよりよしという大将たいしょう長男ちょうなんで、おとうさんの頼義よりよしが、あるばん八幡大神はちまんだいじんからりっぱな宝剣ほうけんいただいたというゆめると、もなく八幡太郎はちまんたろうまれました。
八幡太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
と、あの美夜受媛みやずひめのおうちにおいていらしった宝剣ほうけんも、とうとうふたたび手にとることもできないかとお歌いになり、そのお歌の終わるのとともに、この世をお去りになりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
しばらくののち、桂月香と彼女の兄とはい伏した行長をあとにしたまま、そっとどこかへ姿を隠した。行長は翠金すいきんちょうの外に秘蔵の宝剣ほうけんをかけたなり、前後も知らずに眠っていた。
金将軍 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)