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停
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とどま
ふりがな文庫
“
停
(
とどま
)” の例文
汎米連邦からは、一人の外国人も
余
(
あま
)
さず追放されたのに、久慈は、大胆にも、ひそかにワシントンの或る場所に、
停
(
とどま
)
っていたのである。
地球要塞
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
伊太夫の大船は、
停
(
とどま
)
り且つ進みつつ、遠近深浅に届くだけの眼と、尽せるだけの力を尽しつつ掃海作業を続けて進みました。
大菩薩峠:39 京の夢おう坂の夢の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
若
(
もし
)
やと聞着けし車の音は
漸
(
やうや
)
く
近
(
ちかづ
)
きて、
益
(
ますます
)
轟
(
とどろ
)
きて、
竟
(
つひ
)
に
我門
(
わがかど
)
に
停
(
とどま
)
りぬ。宮は
疑無
(
うたがひな
)
しと思ひて起たんとする時、客はいと
酔
(
ゑ
)
ひたる声して物言へり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
停
(
とどま
)
り
足掻
(
あが
)
く旅の馬、土蹴る音は
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
烏啼は「あッ」と叫んで、振り向きざま手馴れたピストルを取直し、あわや引金を引こうとして、危いところで辛うじてそれを思い
停
(
とどま
)
った。
すり替え怪画:烏啼天駆シリーズ・5
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
それとも、彼はオーストラリヤで戦車にのし
烏賊
(
いか
)
られて絶命し、
魂魄
(
こんぱく
)
なおもこの地球に
停
(
とどま
)
って大蜘蛛と化したのであるか。
毒瓦斯発明官:――金博士シリーズ・5――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
しかし今回に限り三艦は、艦体を水面下に隠したまま、
唯
(
ただ
)
、潜望鏡をチラチラと動かすに
停
(
とどま
)
り、水中通信機で、メッセージを交換し合ったばかりだった。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
竹見は、ハルクさえ味方につけておけば、あとはこの船に
停
(
とどま
)
ることなんて、わけはないものとかんがえていた。
火薬船
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「え、気が変に? いや、それでもいいですよ、僕がこの国に
停
(
とどま
)
っていられるなら……」
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
僕はやりきれなくていい
加減
(
かげん
)
な返事をしてお茶を
濁
(
にご
)
した。全くやりきれない。この世界に
停
(
とどま
)
っていたいがために、こんな苦痛をこらえているわけであるが、ずいぶん、がまんがなりかねる。
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「なんとか合法的に、この国に
停
(
とどま
)
る道はないものでしょうか」
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
有半日本に
停
(
とどま
)
り、
淡路島
(
あわじしま
)
とその
対岸
(
たいがん
)
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
停
常用漢字
小5
部首:⼈
11画
“停”を含む語句
停車場
停止
立停
停留場
停車
停滞
停泊
調停
停車場前
停車塲
北停車場
御停止
停留所
新橋停車場
停泊用釜
停頓
鳴物停止
電車停留場
里昂停車場
横須賀停車場
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