“御停止”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごちょうじ85.7%
ごちやうじ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
種彦は菱垣船ひしがきぶねや十組問屋仲間の御停止ごちょうじよりさしもに手堅い江戸中の豪家にして一朝いっちょうに破産するもののすくなくない事を聞知っていた処から
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「念仏は御停止ごちょうじでございます。左様なことをおっしゃっては御身にとりて一大事でございます。皆々御返事をしてはなりません」
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
さてどうも困る事には、これまで十五にちかんつゝしみで長休ながやすみをいたしてりましたところへ、御停止ごちやうじあけとなつて、またやすんで京都きやうとまでまゐらうといふものは一人もありませんで、誠に困りましたが
牛車 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)