“御停止木”の読み方と例文
読み方割合
おとめぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この事情を当局者にくんでもらって、今度の改革を機会に享保きょうほう以前のいにしえに復し、木曾谷中の御停止木おとめぎを解き、山林なしには生きられないこの地方の人民を救い出してほしい。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
しかし、それ以外の明山あきやまにも、この山中には御停止木おとめぎととなえて、伐採を禁じられて来た無数の樹木のあるのは、恐れながら庶民を子とする御政道にもあるまじき儀と察したてまつる。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)