“止木”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
チョック50.0%
とめぎ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
単に縄を枕木の端の止木チョックの釘と反対側に立っている里程標マイル・ポストとの間へ渡して、その真ン中へ豚を縛った位では到底三遍も四遍も成功する事は出来まい。
とむらい機関車 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
どの止木チョックのそれもそうである様に、普通五分位飛び出ているんです——で、つまりその釘の頭と里程標マイル・ポストの両方に、それぞれ普通の藁縄の切れ端が着けられたままで残っておりました。
とむらい機関車 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
自分の顔についている白粉やら衣裳にしみている止木とめぎの香りが、何だか、いつまでも姉妹きょうだいの白い手に触れているような心地を揺らがせてならなかった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)