止木チョック)” の例文
単に縄を枕木の端の止木チョックの釘と反対側に立っている里程標マイル・ポストとの間へ渡して、その真ン中へ豚を縛った位では到底三遍も四遍も成功する事は出来まい。
とむらい機関車 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
どの止木チョックのそれもそうである様に、普通五分位飛び出ているんです——で、つまりその釘の頭と里程標マイル・ポストの両方に、それぞれ普通の藁縄の切れ端が着けられたままで残っておりました。
とむらい機関車 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
「……つまり犯人は、軌条レールの外側の止木チョックの釘と、反対側にある里程標マイル・ポストとの間へ縄を渡し、その軌条レールの中心に当る部分へ豚を縛りつけて轢殺したものであろう、と私達は思うのですが——」
とむらい機関車 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)