“停泊用釜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ドンキ・ボイラ50.0%
ドンキ・ボイラア50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そこは不可いけねえ、直ぐ見付かる」と黒人が叫んだ。「停泊用釜ドンキ・ボイラの上から水張りの隙間スペイスへ潜込むんだ。早く!」
上海された男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
低い掘通トンネルから灰の一インチも溜まっている停泊用釜ドンキ・ボイラへ這上って、両脚が一度に這入らない程の穴から為吉は水管の組合っているボイラの外側へ身を縮めた。火の気のない釜の外は氷室ひむろのように冷えていた。
上海された男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
よく船員達が爪でテーブルなどを叩いて合図する無線電信ワイヤレス、万国ABCの略符合コウドなのだ、そして確かに停泊用釜ドンキ・ボイラアの中から聞えて来るではないか!
上海された男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)