“掘通”の読み方と例文
読み方割合
トンネル100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
掘通(トンネル)の扉(ドア)を締めて出て行くボストンの跫音が聞えた後は、固形化したような空気が四方から彼を包んで、水準下の不気味な静寂に耳を透ましていた為吉は
上海された男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
低い掘通(トンネル)から灰の一吋(インチ)も溜まっている停泊用釜(ドンキ・ボイラ)へ這上って、両脚が一度に這入らない程の穴から為吉は水管の組合っている釜(ボイラ)の外側へ身を縮めた。火の気のない釜の外は氷室(ひむろ)のように冷えていた。
上海された男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)