体力たいりょく)” の例文
旧字:體力
ただ、もっとたい、もっとりたい、もっとあじわいたいという欲望よくぼうは、かずかぎりなくあったが、だんだん体力たいりょくおとろえるのをどうすることもできませんでした。
町の真理 (新字新仮名) / 小川未明(著)
また山をじ川をわたり、世の塵紛じんふんを忘れて神洞しんどう仙窟せんくつに遊ぶがごとく、おおい体力たいりょくの重量をすに至れり。
わかい、健康けんこう男女だんじょは、それぞれ工場こうじょうへいき、活溌かっぱつはたらいたのですが、正吉しょうきちは、それらのひとたちとおなじことはできず、ある電気工場でんきこうじょうつとめて、体力たいりょくにふさわしい仕事しごととして、ニクロムせんいたり
心の芽 (新字新仮名) / 小川未明(著)
二人ふたり小僧こぞうさんは、どちらもちからがあって、いい勝負しょうぶだったが、炭屋すみや小僧こぞうさんのほうがふとっているだけに体力たいりょくがつづくとみえて、酒屋さかや小僧こぞうさんはへとへとになって、石畳いしだたみうえたおれてしまいました。
日の当たる門 (新字新仮名) / 小川未明(著)