“たいりょく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
躰力61.5%
体力30.8%
褪緑7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
躰力たいりょくでも腕力でも、そして弁舌においても、文華はとうてい女房に対抗することはできなかったからである。
へちまの木 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
また山をじ川をわたり、世の塵紛じんふんを忘れて神洞しんどう仙窟せんくつに遊ぶがごとく、おおい体力たいりょくの重量をすに至れり。
精神がかけり回って迷い込むような、広い地平線や広漠こうばくたる平野は少しもなかった。灰色の眼をし、褪緑たいりょく色の衣をつけ、繊細なきっぱりした顔つきの河であった。