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他行
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たぎやう
ふりがな文庫
“
他行
(
たぎやう
)” の例文
書記
(
かきしる
)
し南町奉行所へ立歸り大岡殿へ申立ければ
早速
(
さつそく
)
召捕
(
めしとる
)
べき旨申渡されしにより同心二人
直
(
すぐ
)
に橋本町へ
立越
(
たちこえ
)
し
所
(
ところ
)
彦兵衞は
他行
(
たぎやう
)
致
(
いた
)
し淺草へ
罷越
(
まかりこし
)
たる由ゆゑ途中に待受しを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
此ふゞきは
不意
(
ふい
)
にあるものゆゑ、
晴天
(
せいてん
)
といへども冬の
他行
(
たぎやう
)
には必
蓑笠
(
みのかさ
)
を用ること我国の常なり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
「七日。(十二月。)晴。
柏
(
かえ
)
他行
(
たぎやう
)
。」曾能子刀自の未だ名を更めてをらぬことが知られる。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
此の老女を
労
(
いたは
)
つて下ださい、是れは先頃
芸妓殺
(
げいぎころし
)
と
唄
(
うた
)
はれた、兼吉と云ふ私の友達の実母です、——
老母
(
おつかさん
)
、私は、或は明日から
他行
(
たぎやう
)
するも知れないが、少しも心置なく此の
令嬢
(
かた
)
に
御信頼
(
おたより
)
なさい
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
此ふゞきは
不意
(
ふい
)
にあるものゆゑ、
晴天
(
せいてん
)
といへども冬の
他行
(
たぎやう
)
には必
蓑笠
(
みのかさ
)
を用ること我国の常なり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
見送る事も出來ぬ身を以て
如何
(
いかん
)
ぞ
他行
(
たぎやう
)
などの出來申べきや其
邊
(
へん
)
篤
(
とく
)
と御
賢察下
(
けんさつくだ
)
され度と
誠
(
まこと
)
しやかに
陳
(
ちん
)
ずる
形容
(
ありさま
)
越前守殿見られて
態
(
わざ
)
と
面
(
おもて
)
を
和
(
やは
)
らげられ其方は
強情
(
がうじやう
)
者なり追て證據人を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
付ざれば
貰
(
もら
)
うて呉る人もなし又
貰
(
もら
)
ひ
乳
(
ちゝ
)
に行度にも初めの程は
機嫌能
(
きげんよく
)
呑
(
のま
)
せて呉し家にても今日は用事で
他行
(
たぎやう
)
せり
今朝
(
けさ
)
から
風邪
(
ふうじや
)
の
心地
(
こゝち
)
にて
乳
(
ちゝ
)
の出樣も少なく成
宅
(
うち
)
の子にさへ飮足らねば御氣の毒だと
斷
(
ことわ
)
りを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“他行”の意味
《名詞1》
外へ出掛けること。外出。
《名詞2》
他の銀行。
(出典:Wiktionary)
他
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
“他行”で始まる語句
他行中
他行先
他行持
他行衣