仏教ぶっきょう)” の例文
旧字:佛教
むろん人間にんげんには、賢愚けんぐ善悪ぜんあく大小だいしょう高下こうげ、さまざまの等差とうさがあるので、仏教ぶっきょう方便ほうべん穴勝あながちわるいものでもなく、まよいのふかものわかりのわるいものには
そして仏教ぶっきょう叡山えいざんにおけるがごとく、ここに教会堂きょうかいどうを建て、十聖壇せいだんをまつり、マリヤの讃歌さんかをたたえて、朝夕、南蛮寺のかわったかねが、京都きょうとの町へもひびいていた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
恩なる観念はやはり儒教じゅきょう仏教ぶっきょうから入ったものでなかろうかと疑いが起こって来る。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
しかるにこまったことにこの両親りょうしんは、きつい仏教ぶっきょう信者しんじゃであっため、わがはや極楽浄土ごくらくじょうどけるようにと、あさばんにおきょうげてしきりに冥福めいふくいのってるのじゃ……。
仏教ぶっきょうのおきょうげることはめてくださるようにと、両親りょうしんみみにひびかせてやったのじゃ。