トップ
>
仍
>
よつ
ふりがな文庫
“
仍
(
よつ
)” の例文
取上見るに女の
生首
(
なまくび
)
なり
仍
(
よつ
)
て
月影
(
つきかげ
)
に
透
(
すか
)
して猶
熟々
(
つく/″\
)
改し處
紛
(
まが
)
ふ方なき妻白妙が首に候間何者の所業なるやと一時は
胸
(
むね
)
も一
杯
(
ぱい
)
に相成我を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
仍
(
よつ
)
て
諧
(
かな
)
ふ
夙
(
つと
)
に好む所に、永く願はくは人間を辭せん、といつてゐる位に、名山の中に
飽
(
あく
)
までも浸りたがつた先生である。
華厳滝
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
某
(
それがし
)
餘儀なき仔細に
仍
(
よつ
)
て昨年以来御鼻を狙ひ候処今宵首尾よく本懐を達し満悦
不過之
(
これにすぎず
)
候
決而々々
(
けつして/\
)
御命迄は
不
二
申受
一
もうしうけず
これより後は御心安かるべく候
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
仍
(
よつ
)
て
速
(
すみやか
)
に
館
(
やかた
)
に
召返
(
めしかへ
)
し、
座
(
ざ
)
に
引
(
ひ
)
いて、
昌黎
(
しやうれい
)
面
(
おもて
)
を
正
(
たゞし
)
うして
云
(
い
)
ふ。
汝
(
なんぢ
)
見
(
み
)
ずや、
市肆
(
しし
)
の
賤類
(
せんるゐ
)
、
朝暮
(
てうぼ
)
の
營
(
いとな
)
みに
齷齪
(
あくさく
)
たるもの、
尚
(
な
)
ほ
一事
(
いちじ
)
の
長
(
ちやう
)
ずるあり、
汝
(
なんぢ
)
學
(
まな
)
ばずして
何
(
なに
)
をかなすと、
叔公
(
をぢさん
)
大目玉
(
おほめだま
)
を
食
(
くら
)
はす。
花間文字
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
此方にて
裁許
(
さいきよ
)
は成り難し兎に角大岡へ引渡候方ならんとの事にて越前守殿御役所へ引渡と相成たり
仍
(
よつ
)
て大岡殿村役人を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
證據に
成難
(
なしがた
)
し
仍
(
よつ
)
て此度
再應
(
さいおう
)
調
(
しら
)
べに及ぶなり奉行所には證據人有るぞよ夫にては其方に
明白
(
めいはく
)
の申開き
有
(
あり
)
やと申さるれば長庵私し病氣故弟十兵衞が夜中の出立を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
仍
漢検1級
部首:⼈
4画
“仍”を含む語句
仍且
一仍
仍下知如件
仍旧
仍羨世人欽
仍而
仍而件如
仍而何歟
信仍
因仍
爲後日一札仍而如件
玄仍
繁仍
虹収仍白雨
逆焔仍熾