“五瓣(ごべん)” の例文
莖(くき)の上(うへ)に黄色(きいろ)の五瓣(ごべん)の花(はな)をつけるみやまだいこんや、はゝこぐさに似(に)て白(しろ)ふらんねるのような葉(は)を持(も)つてゐるみやまうすゆきそう等(など)が生(は)えます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
しかも其(そ)の雪(ゆき)なす指(ゆび)は、摩耶夫人(まやぶにん)が召(め)す白(しろ)い細(ほそ)い花(はな)の手袋(てぶくろ)のやうに、正(まさ)に五瓣(ごべん)で、其(それ)が九死一生(きうしいつしやう)だつた私(わたし)の額(ひたひ)に密(そつ)と乘(の)り、輕(かる)く胸(むね)に掛(かゝ)つたのを、運命(うんめい)の星(ほし)を算(かぞ)へる如(ごと)く熟(じつ)と視(み)たのでありますから。
雪霊記事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)